生まれつきの扁平足に対するストレッチを紹介!足の痛みを軽減させるストレッチを実践して快適な日常生活を!

生まれつきの扁平足に対するストレッチを紹介!足の痛みを軽減させるストレッチを実践して快適な日常生活を!

皆さんは自分の足の形状を気にされたことはありますか?足の形でよく耳にするのは、扁平足やO脚、外反母趾などがありますよね。今回はその中でも扁平足について紹介していきます。日常生活の中で扁平足へと移行してしまうこともありますし、生まれつき扁平足のようになっていることもあります。扁平足だと足部にかかる負荷が大きくなってしまうため、痛みやストレス、疲れやすさなどの原因になることがあります。ここでは、生まれつきの扁平足に対する効果的なストレッチの方法について紹介していきます。

扁平足とはどのような状態なのか

まずは、扁平足がどのような状態で、どのような症状が出るのかについて紹介していきます。扁平足とは、簡単にいえば足の衝撃吸収機構が崩れている状態です。正常な足では、土踏まずと呼ばれる部分がアーチ状の構造をしており、歩く際はもちろん、走るときやジャンプから着地するときなどのストレスを軽減しています。扁平足ではこのアーチが破綻しており、正常な衝撃吸収ができない状態になっているのです。医学的に言うと、この土踏まずというのは「内側縦アーチ」と呼ばれる部分に該当します。一般的なスポーツ用シューズでは、中敷き(インソール)がこのアーチをサポートするような構造をしていることもあります。

扁平足担っていると、前述したように正常な衝撃吸収をすることができなくなります。そのため、日々の生活において、普通の人よりもより多くのストレスが足にかかることとなり、疲れやすくなったり、痛みが出現しやすくなったりします。他にも、運動機能に影響が出ていることもあります。よく、「扁平足だと足が遅い」と言いますが、あながち嘘ではありません。確実にではありませんが、効率よく足全体の力を地面に伝える事ができないので、走った際にも影響が大きく出てしまいます。

扁平足は治すことができるのか

扁平足の概要を紹介したところで、扁平足だと自覚のある皆さんは「扁平足は治るのか?」が気になったのではないでしょうか?結論からお伝えすると、基本的に治すことはできません。扁平足は前述しているように内側縦アーチと呼ばれる腱の問題なので、筋肉や腱を新しくしない限り治ることは基本的にありません。当然ながら、そのような手術は行われていないので、現実的に考えて治すという解決策は無いと考えたほうが賢明です。しかしながら、治すことはできなくても、適切な対処をすれば、圧倒的に快適な生活を送ることはできます。現代では医学が進歩しているので、インソールを始めとした様々な対処法が用意去れています。一般の方が自分で対処することは難しいかもしれませんが、病因やクリニックにいる医師や理学療法士は扁平足に対して効果的なアプローチ方法を沢山準備しています。ぜひ、一度相談してみるのがおすすめです。

扁平足の中には、何らかの病気や老化によって発症するものもありますし、今回のテーマのように生まれつきの場合もあります。前者の場合は問題となる部分が改善すれば扁平足が治る可能性もありますが、後者の場合は体の構造的な問題なので、基本的には治りません。

扁平足に対する効果的なアプローチ方法にはどのようなものがあるのか

「扁平足は基本的には治らない」ということが理解できたところで、ここからは扁平足に対する効果的な対処方法について紹介していきます。一般的に用いられている方法としては、テーピング・インソール・ストレッチの3つがあります。ここではこの3つにフォーカスして紹介していきます。

テーピング

まずはテーピングです。一般的に想像するような、スポーツ選手がしているテーピングと考えてもらえば問題ありません。内側縦アーチは靱帯によって構成されているので、この部分の土踏まずを作るようにサポートすれば、正常の足に近づける事ができるのです。テーピングは人間の組織のように伸縮性のあるキネシオロジーテープを利用します。自分の扁平足似合ったテーピング方法で対応することができるというメリットがあります。一方で、テーピングが比較的高価であったり、毎日の張り替えや専門的な知識がないと上手く貼ることができないなどといったデメリットもあります。

インソール

インソールとは、一般的にいう靴の中敷きのことです。インソールは内側縦アーチに触れているのでこの部分を下から押し上げ、土踏まずを作ってあげる事により、正常の足へと近づけます。インソールの作成には医師か理学療法士の専門的な知識が必要になります。特に、このような免許を持っていても、インソールに関する専門的な知識を持っている人は更に限られています。大きな病院・クリニックを探すか、直接問い合わせてみても良いでしょう。

インソールは一度作成すれば数ヶ月から1年ほどは使いまわすことができ、常にサポートされた状態で生活できるというメリットがあります。一方で、靴がないと意味がないというデメリットもあります。普段から靴を履いて生活している方であれば特に問題ありませんが、日本人のように室内では靴を履かないような生活をしている場合は、インソールが生かされないので、全く意味がありません。そのため、テーピングやストレッチと併用しながら、外出時のサポートとして利用するような形式を採用している医療機関が大半です。

ストレッチ

最後に紹介する対処法はストレッチです。伸ばしすぎるのはあまり良くありませんが、こちらは扁平足によって生じた疲れや痛みを軽減する目的で行います。普通の方よりも圧倒的に足への負荷が大きくなるので、少し歩いただけでも痛みが強くなってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。足裏のストレッチを適切に行うことができれば、極力痛みを軽減させ、次の日に持ち越さないようにすることができます。具体的な方法についてはこのあとご紹介します。

薬の効果はあるのか?

扁平足で病院やクリニックを受診すると、基本的には湿布や飲み薬を処方されます。では、これらの薬は、実際に扁平足に効くのでしょうか?結論からお伝えすると、その場では効きますが、長期的な改善効果は少ないです。

もちろん、薬を飲んだり湿布を貼るなどして、その場しのぎのような痛み軽減をすることはできます。しかし、根本的な原因にアプローチすることができていないので、最終的に完治させる事はできません。完治を目標にするのであれば、ストレッチなどをしっかりと行うようにしましょう。

扁平足に効くストレッチの方法を紹介

ここからは扁平足に効果的なストレッチの方法について紹介します。自宅や職場で簡単に行うことができるので、ぜひ毎日行い、快適な生活が送れるようにしましょう。

足裏の筋を伸ばすストレッチ

まずは疲れが溜まりやすい足裏の筋肉を伸ばすストレッチです。方法は簡単で、足を伸ばして座った後、足の付根(拇指球)あたりを自分の手のひらで抑え、体側に引き寄せていきます。長座体前屈のような姿勢が難しい場合は、膝を曲げてしまっても構いません。足の裏に溜まっている痛みの物質を流すことで、より快適に歩行できるようになるはずです。30秒位を目安に行うようにします。

ふくらはぎを伸ばすストレッチ

こちらはいわゆるアキレス腱を伸ばす「アノ」ストレッチです。学生の頃に一度はやったことがあるこのストレッチも扁平足に効果的です。足底についている靱帯や腱は、ふくらはぎについている筋肉がつながっています。そのため、ふくらはぎの筋肉が柔らかくなれば、内側縦アーチにかかる負担も減らすことができ、扁平足による痛みやストレスの改善に繋がります。意外かもしれませんが、職場や学校でも行うことができるので、積極的に実践してみると良いでしょう。

まとめ:適切な対処をすることができれば、生まれつきの扁平足でも大丈夫!

今回は生まれつきの扁平足への適切な対処法を紹介しました。テーピングやインソールは専門的な知識を持った人しか処方することができませんが、ストレッチであれば一度方法を覚えれば通院していなくても自宅で行うことができます。1回あたりの時間も数分で済ませることができるので日常生活の負担にもなりづらく、継続しやすいことも大きな特徴になります。強くやり過ぎると、筋肉などを痛めてしまうこともありますので、痛気持ちいいくらいの程度で毎日続けてみてはいかがでしょうか?

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